平屋の注文住宅を建てるメリット・デメリットを知っておこう!
みなさんは、平屋住宅に住んだことがありますか?住んだことがある人もない人も、何となくイメージできるのではないでしょうか。
平屋住宅には良い魅力がたくさんあります。今回は、平屋を建てる時のメリットとデメリットを解説していきます。平屋を検討している方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
そもそも平屋住宅とは?
平屋住宅とは、家の中に階段のない家のことです。二階建てや三階建てのように階が重なっているのではなく、一階部分だけですべてが完結している間取りのことを言います。LDK、水回り、各居室がすべて一階にあります。
平屋の注文住宅を建てるメリット
ここでは、平屋を建てるメリットについて紹介していきます。平屋を建てたことがない人がほとんどだと思いますが、メリットがたくさんあります。ぜひイメージしながら読んでみてください。
段差がないのでバリアフリー
平屋は階段がないので、家の中はバリアフリーです。高齢者の方や介護をされている人は平屋の方が生活しやすいです。
玄関の部分は防水上段差を作らなければいけませんが、家の中に入ってしまえば階段を登ったり下りたりしなくて済みます。
階段部分の面積を有効活用できる
平屋は階段がありません。そのため、本来二階建ての場合に必要な階段を作る部分の面積を居室に割り当てられるので、面積を有効活用することができます。
リビングや居室を大きくしたり、収納スペースを増やしたりと活用方法は様々です。
家族を近くに感じることができる
ワンフロアですべてが完結するので、家族の生活音はよく聞こえます。そのため、家族を身近に感じる住宅といえるでしょう。
小さなお子さんがいるご家庭では、お子さんが目の届く範囲にいることが多いので安心できますし、階段がないので転落のリスクも避けられます。
二階建てより耐震性が良い
地震が建物に及ぼす影響は、階高が高ければ高いほど高い階が大きく揺れます。その点平屋は一階部分だけなので、大きく建物が振り回されることがありません。家へのダメージも軽減されます。
外壁や屋根のメンテナンスがしやすい
一階建てなので外壁を貼る範囲も少ないですし、高さがないのでメンテナンスをするときに大きい足場を組む必要がありません。二階建などに比べるとメンテナンスコストが抑えられます。
平屋の注文住宅を建てるデメリット
メリットが多い平屋ですが、デメリットももちろんあります。平屋を建てる時は、メリットもデメリットも両方理解したうえで計画するようにしましょう。
プライバシーが確保できない
すべて同じフロアにLDKと各居室を作るので、生活音もしますし、人の出入りも多いのでなかなか自分の部屋でも集中しにくい環境になる可能性があります。
個人のプライバシーが確保しにくい状況になるので、計画するときは部屋の配置などに注意して計画しましょう。
水害の被害に弱い
台風や大雨などの水の被害に合うと、二階部分がないので逃げることができません。頻繁に起きる被害ではありませんが、家を建てるときはハザードマップや地形をよく確認してから計画するようにしましょう。
二階建てに比べて坪単価が割高になる
土地の条件によって建てられる家の大きさが決まっているので、必ずしもそうとは言い切れませんが、二階建てが検討できる土地に平屋を建てるので坪単価が高くなります。平屋を建てるということは土地を贅沢に使うということになります。
また、すべての部屋をワンフロアで作るので、土地自体の広さも必要になります。広い土地を買うにはお金もかかるため、平屋を建てるときは資金計画も重要になってきます。
良い条件の土地が必要
平屋の場合、基本的にバルコニーがありません。立地が良い土地を探さないと高さがない分、日当たりが悪くなってしまう可能性があります。
平屋を建てるのに最適な土地を探す必要がありますが、条件の良い土地が出てくる保証もないので、土地探しで苦戦する可能性があります。平屋を建てる場合は、土地の条件をしっかりとクリアできるところを不動産会社やハウスメーカーの担当に相談してから建てるようにしましょう。
今回は平屋のメリットとデメリットについて解説してきました。平屋を建てようか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。メリットとデメリットをそれぞれ説明しましたが、重要なのは何を優先するかです。
家族の距離を身近に感じたい人は平屋を検討するにはおすすめです。プライバシーを確保するのを優先する場合は、平屋を検討するかどうかをまず考えてから、デメリットに対してどのように対応するか家族で相談しましょう。
家族の要望をたくさん詰めた平屋を建てることができれば、より快適で笑顔あふれる生活を送ることができるでしょう。