注文住宅の間取りを決める際にチェックするべきポイントとは?

公開日:2022/07/15   最終更新日:2022/06/28

注文住宅を建てる場合は、間取りを最初からすべて決めなくてはなりません。LDKのレイアウトや各居室の配置など、決めることがたくさんあります。

そこで今回は、注文住宅の間取りを決める上で最低限気を付けてほしいことを解説していきます。この記事を読めば「間取りを決めるときに何に気を付けたらいいのか」という心配が解消されます。

注文住宅の間取りの失敗例を学ぼう!

注文住宅で失敗しない間取りを作るために、まずは失敗例から学んでいきましょう。もしくは、今住んでいる環境で使いづらい、改善したいと思っている場所がある場合は、それも参考にしてください。

玄関周りの収納が充実していない

小さなお子さんがいる場合は、将来的に靴の数が増える傾向にあります。最初からぴったりの収納にしてしまうと収納スペースが足りなくなる可能性があるので、余裕を持って計画しましょう。

また、玄関周りの収納で、上着をかけられるスペースがあると買い物に行くときなどに便利なので、間取りを決めるときに取り入れてみてはいかがでしょうか。

部屋の収納が足りない

注文住宅の間取りを検討している時に気づきにくいポイントなのですが、今持っている荷物を間取りに当てはめたときに、収納スペースが足りるのか足りないのかが判断しにくいです。

ある程度の収納場所はハウスメーカーや、工務店のほうから提案してくれるかと思いますが、収納するものが多い場合や趣味の道具が多いのであれば、早い段階で担当者に相談するようにしましょう。場合によっては、一度今の家を見に来てもらい、収納できるかどうかを判断してもらうとよいでしょう。

扉が干渉してしまう

収納扉や人が通る開き扉を開けると、扉同士が干渉してしまう場合があります。あらかじめ説明がされていて納得している分には問題ありませんが、干渉することを知らずに話が進んでしまうと、家が建った時にイメージと違う使い勝手になる可能性があるので注意しましょう。

無駄な家事導線が多い

せっかく注文住宅を建てるのであれば、家事効率を上げられる設計にしておいたほうが良いです。キッチンと洗面室が離れていたり、洗濯物を干すスペースが二階にしかなかったりなど、限定された使い方しかできない間取りは自由度が少なくなってしまいます。

なるべく、どのような使い方もできるように物干しスペースを1階にも作ったり、家事をするときのイメージをしたりして間取りを決めていくようにしましょう。

暖房効率が悪い

リビングに2階へつながる階段が付いている場合は、続いている空間が多いので暖房効率が落ちます。また、スキップフロアなどの間取りも暖房効率が落ちる場合がありますので、エアコンの入りや個数に注意しましょう。

注文住宅の間取りを決める際にチェックするべきポイント

失敗しない間取りの決め方について説明していきます。よりよい暮らしをするために、最低限チェックしてほしいポイントがあります。家が出来上がってから後悔しないためにも説明する内容をチェックしておいてください。

収納する場所を決める

平面図と現状の持ち物を比較して収納が足りているか、収納しても余裕があるかをチェックしてください。そして、どこに何を収納するのかも一緒に考えましょう。

引っ越してからの生活をスムーズに行うためでもありますが、しっかりとすべてのものが収納できるかを確認しておくことが大切です。

家事導線が考えられているか

家事効率を上げるために大事なのは、家事導線です。今のライフスタイルで一番苦労していること、効率を上げたいと思っていることをピックアップしてその悩みが解消できる部屋の配置にしましょう。

余裕のあるスペースが作られているか

家全体が収納スペースだと考えてみてください。最初からぴったりの必要な空間しかない家だと、クリスマスツリーや季節の飾り物、観葉植物などが置けるスペースがなくなってしまいます。

最初からすべて決め込むのではなく、余白のスペースも作ることをおすすめします。

注文住宅の間取りを決める際の注意点

ある程度間取りが決まってきたら、最後にチェックしてほしい注意点について解説します。間取りで大事なのは、ストレスなく暮らしていけるかです。

来客があるときを想定する

毎日の暮らしをストレスなくできることが間取りを決めるうえで最も重要なことですが、来客があったときに過度なストレスがかからないように、来客対応も想定した間取りを考えましょう。

トイレや洗面室をお客さんが利用するとき、プライベート空間が見えないように間取りを工夫するのがおすすめです。

メインの水回りは集中していたほうが使いやすい

トイレとお風呂、お風呂と洗面室といったように、毎日使う水回りは集中していたほうが使いやすいです。お子さんがトイレトレーニングをしていたり、介護をする予定があったりする場合は、トイレと浴室は近いほうが汚れものをすぐに洗えますし、浴室と洗面室は近いほうが洗濯をするときに効率が良いです。

もし、ほかにも手洗い場が欲しい場合は、メインではなく小さい手洗い場を別に作ることをおすすめします。

 

今回は、注文住宅での間取りを決める際の注意点について解説しました。注意点や気を付けるポイントをいくつか紹介していますので参考にしてみてください。どれも気を付けていれば防げるものばかりです。

また、間取りを決める上で一番大事なのは、自分の家族の生活スタイルを当てはめて考えることです。住むのは自分自身なので、今の生活を基準にして住みやすくなるかどうかを判断してみると、よりよい家づくりができます。

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