注文住宅の外観の決め方のコツとは?注意点も合わせてチェック!
夢のマイホームを建てるとなると、さまざまなことを考えなくてはいけません。人によって重視するポイントは異なるかと思いますが、外観は重要なポイントです。どんなに家の内部が素敵だとしても、外観が魅力的ではない家だとそのよさも伝わらなくなってしまいます。今回は、注文住宅で外観を決める時のコツや注意点について解説していきます。
注文住宅の代表的な外観デザインの種類
注文住宅の外観デザインには、どのようなものがあるのでしょうか。近年人気を集めているのはモダンスタイルの外観です。外壁は基本白や黒といったモノトーンカラーを使い、無柄またはシンプルな柄をあしらっておしゃれに仕上げます。窓の大きさがそれぞれ異なったり、雨を除ける軒先がついていなかったりと、従来とは一線を画した見た目が人気の理由です。
このモダンスタイルの外観に和の要素、洋の要素を取り入れたものが和モダン、洋モダンになります。和モダンは日本のよさを活かしつつ、古さを感じさせないデザインが多くなっています。木材や土壁など昔ながらの日本家屋の特徴を活かしつつ、おしゃれに仕上げることから住みやすさとなじみやすさの両方を取り入れることが可能です。
洋モダンは海外風のデザインを採用していますが、凝ったデザインにし過ぎずシンプルな外観にすることで日本の風景にもなじみます。
■ 和風・洋風に振り切るのもおしゃれ
和風な家は趣を感じられるだけでなく、日本の風土に合わせた造りになっています。湿気がこもりにくくなり、どんな季節でも快適に過ごせるといえるでしょう。また、思い切って北欧やアメリカの要素を取り入れた洋風デザインもおすすめです。他の家とは被らない個性的なデザインは、それだけでマイホームをより魅力的に見せてくれます。
■ 飽きのこないシンプルデザイン
シンプルなデザインは面白みがないと思うかもしれません。しかし、流行り廃りがなくどんな時代にも合わせられる洗練されたデザインなのです。もともと用意されているデザインを組み合わせれば、建築費・維持費が節約可能です。何十年も長く家を使うことを考えると、シンプルデザインにもたくさんのメリットがあります。
注文住宅の外観の決め方のコツ
外観を決める時のコツについて説明します。まずは建物の形を決めてください。シンプルな形は費用を安く抑えられますが、複雑なデザインは高級感と個性を演出できます。また、屋根や窓の形をどのように設定するかも決めておきましょう。外観を決める時は、見た目だけでなく住む人の快適さも考える必要があります。
■ 色とイメージを固めておく
外観の色は1~2色がおすすめです。好きな色をたくさん取り入れたいと思うかもしれませんが、色が多すぎると奇抜な印象を与えてしまいます。
また、どの色を選ぶかも重要になります。白や明るいベージュ、柔らかいイエローといった色合いは家全体を明るく見せてくれるでしょう。反対に、黒や深みのあるブラウン・グレーは家全体を高級でシックな印象にしてくれます。色が与える効果や周りとの調和を意識して色を決めてください。
そして、外壁をシンプルにするかモダンにするかなど、きちんと方向性を定めておくと統一感があっておしゃれな仕上がりになります。
■ 素材選びも重要
外観のデザインを決める要素として、外壁の素材選びも重要になってきます。人気の素材はサイディングといって、耐久性に優れ豊富な種類があります。希望の色があっても選びやすい点が特徴的です。
また、砂とセメント、水を混ぜて作ったモルタルは、作る職人によって微妙に模様が異なります。その味のあるデザインを楽しむこともできますが、工期は長めで少しひび割れしやすいところが欠点です。
外壁に使われるタイルは主に洋風スタイルの家に使われていることが多く、コストは高いのですが耐久性にも優れていて、高級感のある仕上がりになります。
注文住宅の外観を決める際に注意するべきポイント
注文住宅で外観を決める際は、自分が思い描いているイメージをしっかり業者に伝えることが重要です。口で説明しても、受け取り方によってはまったく違う仕上がりになるかもしれません。
そのため、画像を何枚も用意して詳細な部分まで分かりやすく説明し、お互いのイメージをすり合わせておきましょう。そして、疑問や不安に思うところがあればきちんと伝えてください。
■ 予算をしっかり組んでおく
外観デザインにどのくらいの予算をかけられるか、きちんと定めておきましょう。また、家は作って終わりではありません。経年劣化によってせっかくこだわった外観デザインを維持できないことも考えられます。素材は耐久性に優れ、維持費がかからないものを選ぶというのも選択肢の1つです。
注文住宅の外観を決める時のポイントを紹介しました。夢のマイホームを建てるからには、見た目にもこだわりたいと思うのは当然のことです。どのような色やデザイン・素材を選ぶかによって仕上がりが変わってくるため、それぞれの特徴をしっかり把握しておきましょう。そして、建てる時の予算だけでなくランニングコストも考えて、理想的な外観を決めてください。