ビルトインガレージ付きの注文住宅を建てるメリット・デメリット!
車が好きな方ならば、注文住宅を建てる際に、ビルトインガレージを検討する方もいらっしゃると思います。しかし、実際には、ビルトインガレージには、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。こちらの記事では、ビルトインガレージ付きの注文住宅の、メリットとデメリットについてご紹介します。
そもそもビルトインガレージとは?
ビルトインガレージとは、車を駐車するスペースが、建物の中に確保されているガレージを指します。駐車スペースは1Fや地下にあり、主にシャッターを使用して車が収納されます。
■車やバイクの駐車のスペースとして
ビルトインガレージは、その多くが、車やバイクの駐車スペースとして利用されています。大切な車やバイクを、盗難から守るだけでなく、外の雨風から守ってくれるので、車やバイク好きな方に人気の設備です。
また、駐車スペースとしてだけでなく、車やカスタムの作業ができる場所として活用できるのも魅力です。ワックスがけや、オイル交換、タイヤ交換などの作業も、楽しめるでしょう。
■作業部屋として活用
ビルトインガレージは、車やバイク好きの方だけではなく、DIYの趣味を持っている方にもおすすめです。広いスペースで作業がしやすいのはもちろんですが、DIYに必要な道具の保管場所としても適しています。
ビルトインガレージ付きの注文住宅を建てるメリット
ビルトインガレージのメリットには、どのような点があるのでしょうか。続いては、ビルトインガレージ付きの注文住宅を建てるメリットについてご説明します。
■狭い敷地でも駐車できる
家を建てる敷地が狭い場合、車を持っている方は、駐車スペースの確保に頭を悩ませることも。ビルトインガレージならば、建物の1階に、車やバイクの駐車スペースを設けるので、狭い土地でも駐車場に悩む必要はありません。
■盗難などのトラブルから車を守れる
ビルトインガレージは、シャッターやドアで施錠するので、大切な車を家の中で保管できます。通常の駐車スペースであれば、車を保護することが難しいので、盗難の心配や、車をぶつけられたり、いたずらで傷をつけられたりする心配もありますが、ビルトインガレージならば安心です。
■雨や風でも影響がない
たとえば、駐車スペースが外にある場合、雨や雪の日などは、出入りする際に濡れてしまうので、大変な時もあります。濡らしてはいけない荷物を運ぶ際にも、気を遣わなければなりません。ビルトインガレージならば、家の中に車を駐車できるので、例え大雨の日でも濡れる心配はありません。大きな荷物を持っている日にも、持ち運びが楽になるでしょう。
■車の観賞場所としても
車好きな方であれば、「ゆっくり愛車を眺められるスペースがあったらなぁ」と、一度は思ったことがあるかもしれません。ビルトインガレージならば、そんな願望を叶えられます。ビルトインガレージ自体に、観賞用のスペースの確保や、家の中から車が眺められるような造りにすれば、とても満足できる空間となるでしょう。
ビルトインガレージ付きの注文住宅を建てるデメリット
メリットの多いビルトインガレージですが、もちろんデメリットに感じる点もあります。ビルトインガレージ付きの注文住宅には、どのようなデメリットがあるのでしょうか。こちらの章でご説明します。
■コストが高くなる
ビルトインガレージを造るには、その分費用が高くなります。一般的に、車1台分のスペースで、200万円~400万円ほどの費用が掛かるとされています。もちろん、各メーカによって費用が異なるので、実際には見積りをしてもらう必要がありますが、ビルトインガレージをつくることによって、予算オーバーしてしまうことも考えられます。
■生活空間が上の階になることも
たとえば、1階にビルトインガレージを造った場合、敷地が狭いと1階には生活スペースが確保できないことも。場合によっては、3階建ての家になる可能性もあるので、1階から生活空間がある2階や3階までの上り下りが大変に感じる方もいらっしゃいます。間取りなどはその点も配慮して考える必要があるでしょう。
■駐車の際の音や廃棄
ビルトインガレージに車やバイクを駐車する場合は、駐車時の音が気になってしまうデメリットがあります。とくに、早朝や深夜に車を動かす際には、一緒に住んでいる家族に迷惑が掛かってしまうかもしれません。また、車のエンジンをかけた時は、排気が家の中に流れてきて、においが気になる場合もあります。
ビルトインガレージは、車やバイクを駐車するだけでなく、DIYなどの作業スペースとして人気です。狭い敷地でも駐車スペースが確保できるメリットがある一方で、注文住宅のコストが高くなってしまう点や、生活空間が2F以上になる点がデメリットとなります。自分の生活スタイルに合っているかしっかりと考えながら、ビルトインガレージの導入を検討しましょう。