注文住宅の室内にヌックを設けるメリット・デメリットについて解説!
ヌックとは、2~3畳ほどのこぢんまりとした空間のことです。ヌックはあるとおしゃれで素敵だけれど、作った後で後悔したくないものです。本記事では、室内にヌックを設けるメリットとデメリットを詳しく解説していきます。自宅にヌックを設けるか迷っているという方は、ぜひ参考にしてください。
注文住宅の室内にヌックを設けるメリット
まずは室内にヌックを設けるメリットから見ていきましょう。メリットとしては、ひとりの時間を楽しめることや多目的な用途に利用できることなどがあります。
ヌックはデザイン性でも優れていますが、様々な用途に利用できるという便利さも持ち合わせているのです。こちらで、メリットを詳しく紹介していきます。
ひとりの時間を楽しめる
ヌックの最大のメリットは、家族の気配を感じながらもひとりの時間を楽しめることでしょう。これは個室とは違い扉や壁で完全に空間が区切られていないヌックならではのメリットだといえます。
家族との時間はもちろん大切だけど、ひとりでゆっくりする時間も欲しいと考えている方はヌックを設けた方が快適に過ごせるのではないでしょうか。
多目的な用途に利用できる
ヌックには、多目的な用途に利用できるというメリットも存在しています。ヌックは、おしゃれな休憩場所という印象が強いかもしれませんが、実は使い方は人それぞれで、多目的な用途に活用することができます。
ひとりで趣味を楽しむ場所や読書スペースとして活用することができ、アイデア次第で豊富な使い道があるため、使い道がなく無駄な空間になってしまうことはないでしょう。
注文住宅の室内にヌックを設けるデメリット
次はヌックを設けることのデメリットを紹介します。ヌックにはメリットが多いですが、デメリットも存在しているのです。メリットだけを見て設置を決めてしまうと、生活を始めた後で後悔することになるかもしれないので注意しましょう。こちらでは、デメリットを詳しく紹介していきます。
費用が掛かる
ヌックを設ける最大のデメリットは、費用が掛かることです。ヌック設置は内装設備の中では比較的費用が掛かりません。しかしそれでも設置せずに普通の壁や窓を選んだ方が費用は安く抑えることができるため、余り予算に余裕がないという方は注意が必要です。
予算が少なめで悩んでいる方は、設けた場合と設けなかった場合に費用がどのくらい変わってくるのか確認してから決めるとよいでしょう。
それなりの広さが必要
ヌックを設けるふたつ目のデメリットは、それなりの広さが必要になることです。ヌックをどんな用途に利用するかによって必要になってくる広さは変わりますが、大人が腰をかけたり横になったりすることを想定しているのであれば、それなりの広さが必要になります。
家を建てられる土地は限られているため、必ずほかに優先的に設置したいものがないかも考えるようにしましょう。
ライフスタイルの変化で使わなくなる可能性がある
ヌックには、ライフスタイルの変化で使わなくなる可能性があるというデメリットも存在しています。今のライフスタイルだと毎日でも使いそうだとしても、10年後にはどうなっているかわかりません。
ヌックを設置する際は、未来のライフスタイルが変わった後のことも想像して決めるようにしましょう。とくに子どものための空間として考えている方は、子どもが大きくなった後で使わなくなる可能性が高いため、要注意です。
ヌックの設置費用の目安
ヌックを設置するためにかかる費用は、おおよそ10万円~50万円です。利用するハウスメーカーやどんな仕上がりにするかによって費用は多少前後しますが、おおよそ上記の価格で設置することができます。
窓辺などに座れるスペースを設けるだけのようなつくりにすると費用が安くなり、下に収納を設けたり、間仕切り壁を設けてヌックをつくったりする場合は費用が高くなるのです。簡素なつくりのヌックではそんなに設置費用は高くないため、気になっていた方は検討してみてください。
ヌックを取り入れる際の注意点
最後にヌックを取り入れる際の注意点を紹介します。ヌックの設置を検討している方は、どんなヌックにするか設計を始める前にぜひ参考にしてください。
事前に使い方を想像しておく
ひとつ目の注意点は、事前に使い方を想像しておくことです。ヌックを設ける際に、先に具体的な使い方を想像しておかなければ漠然としたスペースを作ることになり、自分の憧れていたヌックとは違ったという事になりかねません。
これまでの事例などを確認して具体的な使い方を想像しておきましょう。使い方を考える際は、現状のライフスタイルに合わせた使い方だけでなく10年後20年後のライフスタイルが変わった後の使い方も考えておくと、より無駄なスペースになってしまうことを予防できます。
スペースはしっかりと確保する
ふたつ目の注意点は、スペースはしっかりと確保することです。ヌックはこぢんまりとしたスペースが醍醐味ですが、あまりにも狭すぎると使用用途が限られる上に、使用時にその狭さからストレスを感じることになります。
広すぎるスペースを確保してもヌックにする意味がなくなってしまい、狭すぎると使わなくなって無駄なスペースや物の置き場所になってしまうので注意が必要です。どのくらいのサイズが最適なのかわからないという方は、これまでにつくられたヌックの写真を参考にしましょう。
まとめ
本記事では、注文住宅の室内にヌックを設けることのメリットとデメリットを紹介しました。ヌックはこぢんまりとした居心地のよい空間で、趣味の時間を楽しむだけでなく、リモートワークのような仕事のスペースとして活用することもできます。
比較的低コストでつくることができるため、興味がある方はヌックの設置を考えてみてはいかがでしょうか?