注文住宅を建てる際にかかる費用を節約するテクニックを大公開!

公開日:2022/03/15  


注文住宅はコストとの戦いといっても過言ではありません。間取りも仕様もインテリアも、結局最後はコストとの相談になります。また、資金の検討が疎かなまま家づくりを進めると予算オーバーや要望がかなえられないなど失敗の原因になります。こちらでは注文住宅にかかるコストと、コストダウンのテクニックをご紹介します。

注文住宅を建てる際にかかる費用

まず注文住宅でかかる費用を把握しましょう。単純な家の金額だけでなく、たくさんの費用が必要になります。

反対のことをいうと、計画段階ではこれらの費用がかかるかどうか、また幾ら予算組が必要になるのかを考える必要があります。必ずかかる費用と場合によってはかかる費用に分けてご説明します。

必ずかかる費用

・建物工事費用→住宅の本体価格。間取りの大きさなどによって変動する
・オプション(グレードアップ)→標準工事からのグレードアップ費用
・申請費用→確認申請費用。その他評価機関の申請費用
・外構→外回りの門まわりや駐車場や植栽の費用
・インテリア→照明器具、カーテン
・空調→各部屋のエアコン
・登記費用→土地や建物の登記費用。所有権移転、抵当権設定、表題、保存などの種類がある
・火災保険料→建物や家財の火災保険、地震保険費用
・家具家電購入→各部屋に置く家具や家電の購入費用
・引越し費用

場合によってかかる費用

・解体→古家がある場合やブロックの解体などがある場合に必要
・仮住まい→建て替えの際に必要
・地盤改良→地盤が柔らかい場合に必要
・土地代→土地を購入する場合に必要
・仲介手数料→土地を購入する際、不動産業者が仲介に入る場合に必要
・上下水道権利金→上水道や下水道を使用する際、役所に払う公納分担金
・排水同意費用→排水先を市町村以外が管理している水路の場合に必要
・ローン諸費用→住宅ローンを利用する際に必要
・つなぎローン費用→住宅ローンを分割実行する際に必要

注文住宅を建てる際にかかる費用を節約するテクニック

それでは注文住宅を建てる際にどのような工夫をすればコストを抑えることができるのでしょうか。有効なテクニックを6つご紹介します。

シンプルな間取りにして建築費を抑える

資金の中で最も大きい費用が建物工事費用です。全体のコストを下げるにはここをいかに小さくできるかが鍵になります。

そのときに重要なのが「シンプルな間取りを作ること」です。部屋数を減らす、部屋を狭くするなどして建物の面積を小さくすることも有効ですが、限界がありますし、やりすぎると満足度を大きく下げてしまう原因になります。

壁を少なく、壁をまっすぐ、凹凸を少なく、なるべく四角に間取りを作ることでシンプルなプランができ上がります。シンプルなプランは安いだけでなく、強い、使いやすいなどのメリットもあります。よい間取りはほぼ例外なくシンプルに作成されているということを覚えておきましょう。

建具をなるべく減らす

シンプルな間取りを作成したら、建具をなるべく減らしましょう。建具一枚当たり4万円ほどの金額が掛かっています。無駄な建具を23枚削るだけで大きなコストダウンになります。よく要否が問われるのは収納の建具と和室の建具です。本当に必要かチェックしてみましょう。

不要な窓を減らす

不要な窓は建築費用だけでなく、カーテン費用も余計にかかります。また、東側や西側は夏の日差しも差し込むため、無計画な開口ならない方がましです。明るさ、風通しを考え、適切な量の開口計画をしましょう。必ず必要なのは日差しや明るさを取り込む南側、南が無理なら北側、東側、西側の順に窓を計画します。

そして風を抜くための小窓を北側、東側、西側の順に計画します。そうして考えた窓以外は不要であるケースがほとんどです。取れるからといって無計画に取らないように注意しましょう。

ブロックを使わずに外構費用を抑える

外構費用を抑えるためにはなるべく土留めを設けないことが重要です。土留めは土の重さを支えるコンクリート擁壁やブロック塀のこと。隣地境界や道路境界にはブロックを施工するのが通常ですが、オープンにして植栽などで計画できないかどうか検討してみましょう。ブロックを設けない方が見栄えもよいし、コストも安いです。

まだ使える照明やカーテンはとりあえず子ども部屋で使用する

子ども部屋は比較的に優先順位が低くてよいことが多いです。子どもの年齢が中学生や高校生ならよいですが、34才なら子ども部屋はまだ当分使わない可能性が高く、成長していく中で流行や好みも大きく変化します。今まで使っていた照明やカーテンをとりあえずつけておき、将来的に好きなものを買ってあげる、でよいかもしれません。

インテリアと外構は後からでよいケースが多い

後からできることは後で計画することでコストを下げることができます。インテリア、外構は後回しにし易い項目が多いです。たとえば家具は入居後数年経ってからでも買うことができるし、庭の造園も後工事が可能です。(敷地条件によってはあと工事が難しい場合もあり)

注文住宅を建てる際にかかる費用を節約する際の注意点

工事費用を節約する際、節約しすぎによる後悔が散見されます。そうならないために注意すべき項目を3つご紹介します。

後からはどうにもならないところは節約しない

建物の面積を削ろうかどうか迷った際は削らない方がよいです。なぜなら後から家を大きくするのは大変なリフォームになるからです。要否の検討は当然重要ですが、後からどうにかなるか?も合わせて考えましょう。建物の面積、床材、外装材、キッチン、バスなどは最初からよくよく検討し、妥協しないようにしましょう。

施主支給をやりすぎない

コストダウンの施主支給はほどほどにしましょう。なぜなら手間がかかり、施工難易度も上がり、建築会社の保証対象外になるからです。また、建築会社からすると施主支給品があるとかなり大変です。余分な労力が発生しているため、本来住宅にかけるべきリソースが減っていることも理解しておきましょう。

家事を楽にしてくれるアイテムまで削らない

家事を楽にしてくれるアイテムを削ることは、「計画時のお金」と「入居後の時間」のトレードオフです。食洗器、衣類乾燥機などは家事を楽にしてくれる優秀なアイテムです。家事が短時間で終われば心の余裕ができ、時間ができればすき間時間でアルバイトをすることだってできます。家事を楽にしてくれるアイテムはなるべく優先順位を上げましょう。

 

注文住宅を計画する際に最も重要なのが資金です。資金を考えながら、間取りを検討し、その他の設備、内装、外装、インテリア、外構などの内容を調整しなければなりません。この作業は簡単ではありませんが、後悔のない家づくりにするためには必ず必要なプロセスです。入居後の満足度ももちろん考慮しながら、適切なコストダウンを検討しましょう。

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